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下水処理設備と産業排水処理設備~使い終えた水が行き着く先とは~

こんにちは!三重県鈴鹿市に拠点を置き、水に関わる機械器具設置や排水処理設備、除塵機の管理全般を手がけている株式会社サクマ工業です。
日常生活を送るうえで、水の消費は避けられません。
風呂・トイレ・炊事・洗濯・洗面など、すべてを合わせると1人が1日に消費する水の量は300リットル近いといわれています。
また産業用に用いられて排出される水の量は、その比ではありません。
環境を損なうことなく、利用済みの水を自然のサイクルの中へと還していく必要があります。
そのための役割を担ってくれているのが、下水処理設備と産業排水処理設備です。

もし処理設備が止まってしまったら

では処理設備ではどのような処理が行われているのでしょうか。
まず下水処理場では、下水を1か所に留め、微生物を繁殖させて有機物を分解します。
水分中の汚れを綿のような汚泥へと形を変え、沈殿させて取り除くことで大まかな汚れの除去が完了します。
その上澄みを消毒することで、下水は河川や海へと放流し、工業用の水としての再利用が可能な処理水へと姿を変えるのです。
さて仮にこれらの設備が稼働を止めるとどうなってしまうでしょうか。
下水が処理されないままに川に流されてしまえば、水面は濁り、ヘドロ化した大量の汚泥が浮かんで、生活に支障をきたす異臭が一帯に漂います。
水辺の生態系は崩れ、景観も大きく損なわれてしまうでしょう。
産業用排水の場合はさらに深刻です。
重金属や化学物質の混ざった水がそのまま放流されてしまえば、かつて大きな社会問題となったような公害が発生してしまいます。
川や海は人間の生活に大きな恩恵をもたらしており、その水源が汚染されてしまえば現在の社会の形を保つのは難しくなってしまうでしょう。

衛生を保ち続けるために

日常で処理設備の存在を意識することはないと思いますが、人々が生活のサイクルを繰り返す裏で、水の処理は常に行われています。
上述したように浄化は多くの工程を経るものであり、数々の機械器具の働きが欠かせません。
それらが問題なく稼働を続けられるように、処理設備では日々細やかな管理が施されているのです。

サクマ工業へご相談ください!

弊社では下水処理設備や産業排水処理設備、除塵設備での機械器具の設置やメンテナンス、製缶工事などの幅広い業務を手がけております。
作業のプランニングから製作、設置、メンテナンスまでのすべてを有資格者が一貫して担うことで、あらゆるニーズに柔軟な対応が可能です。
ご依頼があれば日本全国どこへでも伺わせていただきますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
最後までご覧いただき誠にありがとうございました。